日本ヨーガ禅道院設立50周年の記念講演ということで、先ずヨーガを生み出したインド宗教におけるヨーガの伝統を、拙著『インド宗教興亡史』(ちくま新書・2022年)をまとめる形で概説します。その際にヨーガが本来は外来宗教であるイスラムやキリスト教などにも取り入れられていること、更に、ヨーガが仏教を通じて世界中に強い影響を与えたことを紹介します。特に、日本の精神伝統におけるヨーガの伝統、所謂「道の思想」との関連を紹介し、加えて、現代はやりのヨガ(欧米経由の現代ヨーガ)との関係性にも触れてみたいと思います。
また概説的になりますが、日本ヨーガ禅道院の社会的意義は仏教とヨーガ、つまり日本文化におけるヨーガの関係性を再評価し、その現代的な展開をリードすることにあると考え、その視点からのお話をさせていただきます。その為に、予め前述の著書と基礎的な宗教の捉え方として『グローバル時代の宗教と情報』(北樹出版・2018年)をご通読いただくことをお勧めします。
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募集中
2023/08/06(日)09:30~12:00
【対面受講】「ヒンドゥー教と仏教とヨーガーインド宗教思想を超えてー」
講師
保坂俊司
2,000円
後日配信込み
日本ヨーガ禅道院
※こちらは対面受講用の申込画面です。後日配信のみをお申込みの場合は、「ヨーガを学ぶ会」スケジュール一覧から後日配信用のページをご選択ください。
※後日配信は、当日の講座の様子を撮影したものをYou Tube(限定公開)にてご視聴いただく形になります。録画映像の編集作業に1週間程度お時間を頂く場合がありますので、予めご了承ください。
【参考文献】
保坂俊司『インド宗教興亡史』ちくま新書1662、筑摩書房、2022年
保坂俊司『グローバル時代の宗教と情報:文明の祖型と宗教』 北樹出版、2018年