我々がイメージする「ヨーガ」は、ヴェーダの時代の文献にはまだ見られなかった。それまで「祭祀」が古代インドの主要な宗教実践であったが、ウパニシャッドの頃にはじめて「ヨーガ」が現れてくる。ヨーガが単独で現れてきたわけではない。
「梵我一如」や「輪廻」の思想とともに、そして仏教やジャイナ教といった新たな宗教上の潮流も巻き込んで、ダイナミックなうねりの中で、現代の我々も実践可能な普遍的な性質をそなえたものとして「ヨーガ」は形成されてきた。古代インドの宗教史を概観する形で、ウパニシャッドに現れてくる「ヨーガ」の姿を浮き彫りにする。
《各回のテーマ》
①10月6日:ヨーガ誕生前夜 :「梵我一如」と「輪廻」の思想
②11月3日:『カタ・ウパニシャッド』とヨーガ
③12月1日:『シュヴェーターシュヴァタラ・ウパニシャッド』とヨーガ
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募集中
配信期間:10月中旬~2025年1月31日(金)
【後日配信のみ】ヨーガとウパニシャッド
講師
金菱哲宏先生(ヨーガ道場「がらん洞」主宰)
4,000円
(3回通し)
You Tube(限定公開)
※こちらは後日配信用の申込画面です。対面受講をお申込みの場合は、「ヨーガを学ぶ会」スケジュール一覧から対面受講用のページをご選択ください。
※後日配信は、当日の講座の様子を撮影したものをYou Tube(限定公開)にてご視聴いただく形になります。録画映像の編集作業に1週間程度お時間を頂く場合がありますので、予めご了承ください。
※後日配信は2025年1月31日(金)までご覧いただけます。
【講師略歴】
2015年京都大学大学院文学研究科満期退学。インド哲学を専攻。
現在、大阪大学ほかで非常勤講師として勤務。17歳の頃よりヨーガを学びはじめ、2003年以来、隔年でティルヴァンナーマライのラマナ・アーシュラムを訪ねている。2016年より東福寺退耕菴にて五十部泰䂖老師に参禅。2020年より奈良にてヨーガ道場「がらん洞」を主宰。ヨーガの哲学と実践(坐法、呼吸法、瞑想)の両方を長年にわたって実習してきた経験から、単なる学問的知識ではなく「暮らしそのものをヨーガにする」ことを目標に指導を行っている。