最新号のご紹介
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
令和8年3月発行:第141号
「現代ヨーガ」という再構築された伝統
「ピザ効果」で読み解く東洋と西洋の相互作用
伊藤 雅之(愛知学院大学教授)
たまたま受けたヨーガのレッスンで、「ありのままの自分を受け入れる」といった現代のスピリチュアリティ文化特有のメッセージが組み込まれていることに気づき、伝統的なハタ・ヨーガなどとのメッセージ性の違いが、現代ヨーガを研究対象として扱える重要な鍵になると思いました。そして、研究を進めるほどに当初抱いていたヨーガのイメージが根底から覆されるような事実に直面することになりました。
私たちが今、当たり前のように行っているヨーガが、実は100年ほど前の東洋と西洋が、ほぼ同時代的なスピードで互いに反応しながら、柔軟に「再構築」されてきたものであると知ることも大事です。そのダイナミズムを理解したとき、私たちは特定の権威に追従するのではない、真に開かれた自由な実践を手に入れることができます。
バックナンバー
一面を飾った方々。
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
61号~80号
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第80号
石川勇一
(相模女子大学教授)セラピーを根底から変えるスピリット中心療法
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第79号
鈴鹿千代乃
(神戸女子大学教授)筑紫舞は独自の世界をもった神事芸能
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第78号
中野民夫
(同志社大学教授)「楽しい」は修行の重要なキーワード
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第77号
佐々木閑
(花園大学教授)「律」はDNA―仏教研究における最良の情報源
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第76号
浅貝賢司
(アーユルヴェーダ医師)私たちの健康を守る智慧・アーユルヴェーダ
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第75号
佐々木奘堂
(天正寺住職)自分の本来持つ力を信じて坐るだけ
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第74号
立川武蔵
(国立民族博物館名誉教授)マンダラは仏や神が住む一つの生命体
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第73号
堀澤祖門
(三千院門跡門主)笑いは幸福への最高の妙薬
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第72号
鎌田東二
(京都大学教授)存在の根底に歌がある
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第71号
町田宗鳳
(広島大学大学院教授)「ありがとう禅」は「声のヨーガ」
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第70号
中川吉晴
(同志社大学教授)「気づき」は自己存在の根源
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第69号
ケネス・タナカ
(武蔵野大学教授)アメリカ仏教の中心は瞑想
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第68号
冷泉貴実子
(冷泉家時雨亭文庫事務局長)日本文化は四季に輝く色彩豊かなもの
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第67号
釋惠敏
(台湾・法鼓仏教学院学長)仏教の新たな可能性を求めて
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第66号
薗田稔
(京都大学名誉教授)今年は伊勢神宮で二十年に一度の式年遷宮
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第65号
西岡祖秀
(四天王寺大学学長)空・慈悲・和の体得目指し
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第64号
棚次正和
(京都府立医科大学教授)祈りは「生命の宣言
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第63号
中村本然
(密教文化研究所所長・高野山大学教授)空海の真言密教のすべては安心の教え
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第62号
桂紹隆
(龍谷大学文学部教授)ブッダはインドの合理的な思弁の創始者
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第61号
葛西實
(国際基督教大学名誉教授)聖なるリアリティーに生きる