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たいまつ通信

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敬称略、肩書きは掲載当時のものです。

中川吉晴

平成25年11月発行:第70号

「気づき」は自己存在の根源

マインドフルネスは悟りの王道

中川吉晴(同志社大学教授)

「気づき」は、普段注意が及んでいないことに光を当て意識を統合していくので、私達のホリスティック(全体的)なあり方を実現していく上で重要です。「気づき」は自己の内面を奥深くまで意識化していき、スピリチュアルな次元にも到達します。スピリチュアリティの多くの伝統で気づきの技法が中心的な意義を持っているのはそのためでしょう。もちろんブッダの場合も、自己観察から悟り、すなわち気づきの覚醒へと至る道を説いています。

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