MENU

お問い合わせ

075-621-3831

info@yoga-zen.org

たいまつ通信

バックナンバー

敬称略、肩書きは掲載当時のものです。

柴田文啓

令和4年7月発行:第122号

定年後、第二の人生は禅僧として生きる

これからは人生最後の学校が必要

柴田文啓(臨済宗妙心寺派開眼寺住職)

母が熱心に信仰していた影響、また仏教が盛んな福井という土地柄、子供の頃から仏教に関心があり、大学卒業直前に永平寺で雲水と同じ生活を送り、いつか坊さんになりたいと思うようになりました。働きながら坐禅会に参加するなかで加藤耕山老大師と出会い、その人格に直接触れて仏教への関心がより深まり、定年後、65歳から雲水として修行に入りました。80代半ばで仏教を基本から勉強するため花園大学に入学し、福成寺に寄宿しながら通っています。また、臨済宗妙心寺派の宗門活性化推進局顧問として、定年後に僧侶になるためのプロジェクトの担当もしています。人生の最後に与えられた生を振り返り、安らかに死を迎えられるようにするのが宗教で、絶対の神を立てない仏教こそが21世紀の宗教だと確信しています。

バックナンバー

一面を飾った方々。

敬称略、肩書きは掲載当時のものです。