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敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
 
					令和3年1月発行:第113号
二〇二五年大阪・関西万博に向けて
人間中心主義の世界観からの脱却を
中牧弘允(吹田市立博物館特別館長)
梅棹忠夫先生の生誕100年および大阪万博50年の節目に、幻の著作の出版と比較文明学会大会の実行委員長を務めました。大会では、2025年の大阪・関西万博のテーマを意識し、いのちとは何かを考えることに重点を置きました。そこでは、少なくとも3つのテーゼを抽出できたと思っています。1つめは、人間中心主義を脱して生き物中心主義へ転換していく必要性、2つめは、全盲の広瀬浩二郎さんという研究者が力説する「触る」ことの意味の見直し、3つめが、金泰昌先生が主張されている「老年哲学」です。これらが、従来の世界観を変えていくキーワードになるのではないかと考えています。
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一面を飾った方々。
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
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							第139号 山口 豊 
 (東京情報大学・大学院教授)「星は神様」インド占星術の叡智 
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							第138号 高橋 玄朴 
 (筑波大学大学院ヨーガ・コース講師)危機の時代を生き抜く「われに返る」呼吸法 
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							第137号 今村九十九 
 (大仏師)「自我を消す」仏師の境地 
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							第136号 長谷川敏彦 
 (未来医療研究機構代表理事)越境により巡り合った時代の証言者たち 
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							第135号 添田隆昭 
 (高野山大学学長)弘法大師の入定留身に本源から迫る 
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							第134号 上杉彰紀 
 (鶴見大学准教授)インダス文明を〝モノ〟から読み解く 
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							第133号 河野良文 
 (大安寺貫首)インドの祇園精舎を模した大伽藍をCGに 
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							第132号 田島和雄 
 (洗心福祉会美杉クリニック院長)限界集落の医師となり八キロの山道を速歩で通勤 
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							第131号 山口博永 
 (不老山能忍寺住職)ヴィヴェーカーナンダに歓喜で巡り会う 
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							第130号 小松美羽 
 (現代アーティスト)東寺の大法会で開眼されたネクストマンダラ 
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							第129号 パロミタ友美 
 (バウル行者)現代バウルを代表するパルバティに弟子入り 
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							第128号 外川昌彦 
 (東京外国語大学教授)日印交流の種まいた岡倉天心からひも解く 
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							第127号 河野亮仙 
 (天台宗延命寺住職)日常行としての梵字の普及を目指す 
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							第126号 飛鷹全隆 
 (真言宗長者)東寺長者の御修法〝大阿〟は53年ぶり 
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							第125号 ニディーシュ・カリンビル 
 (カラリパヤットゥ・グルッカル(師範))インド武術“カラリ”に捧げた人生・・・第二章を日本で 
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							第124号 北西剛 
 (日本アーユルヴェーダ学会理事長)伝統医学の健康観で積極的な予防・養生を 
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							第123号 張本研吾 
 (イタリア・ナポリ東洋大学研究員)ヨーガとヨーガ学派の違いに着目 
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							第122号 柴田文啓 
 (臨済宗妙心寺派開眼寺住職)定年後、第二の人生は禅僧として生きる 
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							第121号 釋満潤 
 (日本佛光山総住職)生きがい求めて星雲大師の人間仏教と出合う 
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							第120号 ハナムラチカヒロ 
 (大阪府立大学准教授)風景“異化”でモノの見方が変われば世界は変わる