バックナンバー
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
令和8年5月発行:第142号
『大乗起信論』と「無ではない」という問い
寺を継ぐ身からインド思想や仏教哲学を広く渉猟
北川清仁(密蔵院住職)
学生時代、ウパニシャッドに始まり、仏教の中観、近代のオーロビンド・ゴーシュなど、インドに関連する多様な思想哲学を研究しました。その間、1人でインドを目指し、さらに中近東やアフリカまで陸路で旅もしました。そしていま再び研究テーマとなっているのが若い頃に惹かれた『大乗起信論』です。『起信論』では、単なるアーラヤ(阿頼耶)識縁起の因果関係に留まらない、真如と妄心の相互薫習による双方向の働きかけがあります。仏の側から見れば阿梨耶識(阿頼耶識)はすべて清らかで、私たちの側から見ればすべて汚れている、その両方が同時に成り立っているけれどもその和合という事態は理解を超えている。むしろ理解を超えているからこそ、そこに宗教体験の深みがあるのだと。
私にとっての核心は真如の実在の問題、「無ではない」ということです。その点を如来蔵の議論を通して自分なりに感じ取ろうとしてきたし、それを詩作の言葉にも表現していきたいです。
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一面を飾った方々。
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
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第142号
北川清仁
(密蔵院住職)『大乗起信論』と「無ではない」という問い
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第141号
伊藤雅之
(愛知学院大学教授)「現代ヨーガ」という再構築された伝統
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第140号
ランディープ・ラクワル
(筑波大学教授)ヨーガは自己とのコミュニケーション
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第139号
山口豊
(東京情報大学・大学院教授)「星は神様」インド占星術の叡智
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第138号
高橋玄朴
(筑波大学大学院ヨーガ・コース講師)危機の時代を生き抜く「われに返る」呼吸法
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第137号
今村九十九
(大仏師)「自我を消す」仏師の境地
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第136号
長谷川敏彦
(未来医療研究機構代表理事)越境により巡り合った時代の証言者たち
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第135号
添田隆昭
(高野山大学学長)弘法大師の入定留身に本源から迫る
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第134号
上杉彰紀
(鶴見大学准教授)インダス文明を〝モノ〟から読み解く
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第133号
河野良文
(大安寺貫首)インドの祇園精舎を模した大伽藍をCGに
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第132号
田島和雄
(洗心福祉会美杉クリニック院長)限界集落の医師となり八キロの山道を速歩で通勤
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第131号
山口博永
(不老山能忍寺住職)ヴィヴェーカーナンダに歓喜で巡り会う
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第130号
小松美羽
(現代アーティスト)東寺の大法会で開眼されたネクストマンダラ
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第129号
パロミタ友美
(バウル行者)現代バウルを代表するパルバティに弟子入り
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第128号
外川昌彦
(東京外国語大学教授)日印交流の種まいた岡倉天心からひも解く
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第127号
河野亮仙
(天台宗延命寺住職)日常行としての梵字の普及を目指す
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第126号
飛鷹全隆
(真言宗長者)東寺長者の御修法〝大阿〟は53年ぶり
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第125号
ニディーシュ・カリンビル
(カラリパヤットゥ・グルッカル(師範))インド武術“カラリ”に捧げた人生・・・第二章を日本で
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第124号
北西剛
(日本アーユルヴェーダ学会理事長)伝統医学の健康観で積極的な予防・養生を
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第123号
張本研吾
(イタリア・ナポリ東洋大学研究員)ヨーガとヨーガ学派の違いに着目